乳がん検診のすすめ
日本人女性の15人に1人が乳がんになるという時代、もしかして乳がん?という不安な気持ちでいる人にまずお伝えしたいのは、乳がんはたしかに怖い病気ではありますが、「もっともよく治るがんである」ことも事実です。日頃から乳房の変化に自ら注意をはらい、定期的な検診で早期発見し、また既にがんにかかられた方も正しい診断にもとづく治療法を選択し、勇気をもって治療に臨むことが乳がんを克服する第一歩です。
検診について
・一般検診
・精密検診(異常が見つかったら行います)
乳がん検診案内
【費用】
乳がん検診は自費となります 費用15,000円(+消費税)
乳がん検診はマンモグラフィ・乳腺超音波・触診を行います。
※乳がん検診で精密検査をすすめられた方、疾患があり経過観察を診断された方、症状のある方は保険診療になります。
※検診以外は保険診療で行います。
※その他、CDでの画像持参の場合は、数百円の取り込み料を頂きます。
※各種証明料。
外科手術、放射線治療、化学療法、ホルモン療法など、
治療法がたくさんあり、
新しい薬の開発もめざましいものがあります。
遺伝子の研究で乳がんの多様性が解明された今日、乳がん治療は多様な戦略で臨んでいきます。
それぞれのタイプを見極めて、それに合った治療を進めていく事が大切です。
術前化学療法
術前化学療法により温存治療の適応の幅が広がります。
治療事例Cさん(撮影了解)
4cm大の乳がんに対して6ヶ月間の手術前化学療法を行い、乳房を温存しました。 がんは完全に消失。
斬新な乳房温存術式を開発
乳房下部に位置する乳がんに対しては、部分切除後に上腹部の脂肪弁を拳上する斬新な術式を開発しました。この術式によって、温存術の適応が大幅に安全に拡大され、部分切除後に避けられなかった乳房下部の変形が回避され、ゆったりした自然なふくらみを保てるようになりました。皮膚の傷は乳房の下端に沿った傷が残りますが、乳房に隠れてほとんど見えませんので気になりません。
治療事例Aさん(撮影了解)
右内下方4cm大の乳がんに対して部分切除後に上腹部脂肪弁を拳上して再建。